Googleがゲームのダウンロード不要のクラウドゲーミングプラットホーム「Stadia」を2019年内のサービス開始を発表

PCゲーム

サンフランシスコで行われているGDC 2019のGoogleの基調講演で、新たにクラウドゲーミングプラットホーム「stadia」を発表した。

スマホゲームではなく、家庭用・PCゲーム業界に参入することとなった。

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クラウドゲーミングプラットホーム「Stadia」とは

stadiaロゴ
image via stadia.dev

Stadiaはこれまでの家庭用ゲーム機やPCゲームとは違い、本体を買う必要がない。インターネット回線に接続できる端末とChromeブラウザがあればゲームをプレイ出来るクラウドゲーミングだ。

ゲームプレイは、facebookやTwitter、YouTubeに表示される「Play Now」ボタンやリンクを押すだけで、すぐにゲームが始められる。クラウドゲーミングで不安視されてる読み込み時間も5秒で、高速起動する。

stadiaの利用端末イメージ
image via stadia.dev

基調講演ではPC、アンドロイドスマホとタブレット、Chromebook、Chromecastに対応済みのデモが行われた。

Microsoftが取り組んでいるクラウドゲーミングプロジェクト、xCloudと同様のプロジェクトとなる。

Stadiaのサービス開始は2019年内で、利用料金などは現時点では不明。開発者向けにはStadia.devが公開されている。

Stadiaのスペック

「Stadia」は、AMDのチップを採用している。基調講演で発表されたシングルインスタンスのスペックは以下の通り

  • GPU:10.5テラフロップス、56CU、HBM2メモリー
  • CPU:カスタムx86プロセッサー2.7Ghz、ハイパースレティング対応、AVX2
  • メモリ:総量で16GB、データ転送速度484GB/s

昨年行われた「ストリーミングプロジェクト」のテスト時点で、アサシンクリードオデッセイがフルHDの解像度で60fpsを実現。

さらに「Stadia」のサービス開始時点で4K・HDRで60fps、将来的には8K解像度で120fpsまでを実現する予定とのこと。


10.5テラフロップスは、PS4 Proの4.5テラフロップス、Xbox One Xの6テラフロップスを大きく上回る処理性能だ。また、xCloudはXbox One Sをサーバとして利用しているとのことなので、同じクラウドゲーミングプラットホームでも「Stadia」の方が性能上は上となる。


AMDのGPUの世代が進むごとにStadiaのサーバーに利用しているGPUなども適宜交換していくことで8K・120fpsを目指すのだろう。

PS4などの家庭用ゲーム機と「Stadia」の違い

これまで家庭用ゲーム機では、PS4やNintendo Switch、Xbox oneなどのゲーム機を買って、専用ソフトのパッケージ版かダウンロード版を購入して遊んでいたが、本体は必要なくなる。


本体はネットの先にある「Stadia」のサーバで稼働する。
そこからゲームの映像を利用している端末に送るため、必要なのはゲームプレイの映像を写せるディスプレイと操作出来るコントローラーやマウス&キーボード。コントローラはChromeが様々なコントローラをサポートし始めているので、手持ちのコントローラがほとんど利用できるはずだ。

Stadia専用コントローラーも発売予定

Stadia向けに専用コントローラーも登場する。必須ではないが独自の機能が搭載されているので、Stadiaでたくさん遊ぶ人にはオススメだろう。

stadiaコントローラー
image via Google/youtube

Stadiaコントローラーの形状は標準的な形とボタンの数を採用しているが、キャプチャーボタンが搭載されており、すぐにSNSなどでゲームプレイの配信やスクリーンショットのシェアが出来る。

また、Google アシスタントボタンも搭載されており、ボタンを押すことでマイクが使えるようになり、ゲームのヒントを聞いたりすることが可能だ。

Stadiaコントローラーは、Wi-Fi接続となっており直接Stadiaのサーバーと接続する。従来のクラウドゲーミングで起こっていたコントローラーの入力情報を一度本体に送ってから、サーバーに送ることで発生する入力遅延を回避できるそうだ。

コメント

  1. ひでひで より:

    どうやらiOSはサポートしないようですので、iPhoneとiPadで遊ぼうとしていた人はPCとか他の機器が必要になりそうです。
    一番安いのはChromecast ultraかな?

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