私も持っているPlayStation Vitaですが、海外では先んじて出荷が完了していましたが、日本国内でも近日中に出荷が完了するそうです。
PlayStation Vitaがソニー製の携帯型ゲーム機の最終バージョンになる?

Playstation Vitaは前世代のPSP(PlayStation Portable)の後継機種として発売されました。
発表会ではNGPとして紹介され、当時は家庭用ゲーム機PlayStation 3が販売中で、PS3向けのゲームをPlayStation Vitaで簡単に動かせるなどが紹介されました。
有機ELを搭載したディスプレイにスマホで利用されているCPUとGPUを採用し、タッチパネルと背面タッチパッドを搭載し、スマホを意識した構成となっていました。
想定よりも発売されたゲームが少なく、高価なメモリーカードが原因か
PlayStation VitaはPSPの後継機として発売されたものの、PSPでキラーコンテンツだったモンスターハンターポータブルシリーズが発売されず、ライバルのニンテンドー3DSで発売されてしまったことで、大きく苦戦しました。
それでもソウルサクリファイスシリーズや討鬼伝、ゴッドイーターなど本体を持ち寄って遊ぶ協力プレイ型のハンティングアクションを多く発売しました。
ソウルサクリファイスは個人的にはとっても面白かっただけに普及台数が振るわなかった為に遊んだユーザーが少ないので、PS4やPS5などに移植してもらいたい。
高額だった専用メモリーカードがネックだった。
PSPではソニーの独自企画だったメモリースティックを採用していたため、他社製品のメモリースティックやマイクロSDカードをメモリースティックとして利用するアダプターなどがありました。
しかし、汎用性があるメモリースティックを採用したことでPSPのシステムがハックされてしまい、コピーされたPSPのゲームやPlayStationなどのゲームが動くようになってしまい、対策としてPlayStation Vitaでは専用メモリーカードを採用したようです。
ダウンロードゲームを保存するとなると大容量のメモリーカードが必要になるにもかかわらず、64GBの専用メモリーカードで一万円を超えてしまっています。
こうした問題を受けてかVita 2000シリーズでは1GBの内蔵メモリーが用意されていて、セーブデータを保存できるようになっています。
私の場合は32GBの専用メモリーカードを高いなーと思いつつ購入しましたが、PS Plus会員むけのフリープレイが利用できたので、高額なメモリーカードの元は取れたかな?と思っています。
ライトユーザーにはスマホが強すぎた携帯機市場
発売時には携帯型ゲーム機としては最高性能だったにもかかわらず売れ行きがよくなかったのには、スマートフォンの普及があります。
スマホのゲームはほとんどがfree 2 playになっており、無料でダウンロードして課金したくなったら課金をして遊ぶしくみです。
一方でVita向けのゲームは新作が5000円ほどで買え、ダウンロードコンテンツがあるものは追加で課金が必要です。
毎年新しくなり、高額なスマホと戦うのはもはや難しい
スマホは毎年新しい機種が発売になります。日本で一番売れているであろうiPhoneも年に一回のアップデートで10万円を超えます。
10万円を超える機種と3万円ほどで販売しないといけないゲーム機を比較した場合、当然スマホのほうがスペックが上になります。一度販売したら5年は新機種が出ないゲーム機がスマホと同じ市場で戦うのは難しかったようです。
Vita自体はいいハードだったと思いますが、出荷が完了したことで次世代機はスマホに闘いを挑むつもりはないでしょうから、出ないのは残念な気持ちもありますが仕方ありません。
PS4が全世界で猛烈に売れたので、家庭用ゲーム機の後継機種として発売されるPS5に全力投球してもらいたいです。
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