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Xbox Series Xのスペックをマイクロソフトが一部公開。GPU性能は12TFlopsに達する

Xbox

マイクロソフトは名称と本体デザインを公開していた次世代Xbox、「Xbox Series X」のスペック情報と機能について追加で情報公開した。

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「Xbox Series X」は12TFlopsのモンスターマシンの公開されたスペック

xbox series xのスペックについて

Xbox Series Xについてマイクロソフトは、ゲームコンソールの中で最高性能を目指すとだけ話していたが、今回発表になったGPU性能でそれを裏付けることとなった。

これまで公開されていた通り、「Xbox Series X」にはAMDのRyzenにも採用されているZen2アーキテクチャを採用したCPUと最新のRDNA 2のアーキテクチャを採用したGPUが搭載されることとなった。

AMD Zen 2 と RDNA 2 の最新アーキテクチャに基づき、マイクロソフトがカスタム開発したプロセッサを搭載した最も高性能なコンソールです。Xbox One の 4 倍の処理性能を提供し、開発者が 12 テラフロップスの GPU (Graphics Processing Unit) 性能を活用可能にします。これは、Xbox One X の 2 倍、オリジナルの Xbox One の 8 倍以上の数値となります。Xbox Series X は、処理能力とグラフィックの性能において、真の意味での世代交代を実現します。より高いフレームレート、広大で洗練されたゲーム世界、およびコンソール機のゲームとして未だかつて無い没入感のある体験を提供します。

https://news.microsoft.com/ja-jp/2020/02/25/200225-what-you-can-expect-next-generation-gaming/

ネイティブ4Kでゲームが遊べる現行機としては最高性能のXbox One Xの2倍、Xbox Oneの8倍の伸びは凄いものがある。




これはあくまでも数値上の話ですが、AMDのGPUで12TFlopsもの数値を叩き出すのは、VegaアーキテクチャのRadeon VIIが近いGPUとなりそうだ。

ただし、アーキテクチャが違うので数値が近くてもパフォーマンスはRDNA 2を採用する「Xbox Series X」の方が高そうだ。

 アクセラレーション DirectX Raytracingを採用

これまでもマイクロソフトは、「Xbox Series X」ではハードウェアレイトレーシングを行うことを名言してきましたが、今回一緒に発表がありました。
「Xbox Series X」では、 アクセラレーション DirectX Raytracingが採用されています。

ハードウェアアクセラレーションを使用した DirectX Raytracing により、ダイナミックでリアルなゲーム世界が提供されます。この機能がコンソール機に採用されたのは初めてのことです。これにより、ゲームの世界で、現実世界そっくりな光源、正確な反射表現、リアルな音響がリアルタイムで得られます。

https://news.microsoft.com/ja-jp/2020/02/25/200225-what-you-can-expect-next-generation-gaming/

DirectX RaytracingはWindows 10向けにも提供されているもので、DXRとも呼ばれています。PC環境にかなり近いものを家庭用ゲーム機に持ち込むことで、PC版との差をなくし、xCloudへの移行を進めていくのでしょうか。

Variable Rate Shading (VRS)に対応

「Xbox Series X」ではマイクロソフトが持っているVRS技術が利用できるようになっています。

マイクロソフトの特許取得済 VRS により、開発者は Xbox Series X のパワーをより効率的に活用することが可能です。画面上の全ピクセルに対して GPU サイクルを同等に消費するのではなく、特定のゲームキャラクターや環境内の重要なオブジェクトに対して優先順位を付けて、個別の効果を適用することができます。この技術により、最終的な画像の品質に影響を与えること無く、より安定したフレームレートと高い精細度が得られます。

https://news.microsoft.com/ja-jp/2020/02/25/200225-what-you-can-expect-next-generation-gaming/

Windows 10では利用できたVRSが「Xbox Series X」でも利用出来るようになるので、多くのゲームでフレームレートが安定してくれそうです。また、フレームレートは最大で120fpsまでをサポートするそうなので、シューターなどで高いフレームレートが必要となるゲームでは、これまでの60fpsよりも快適に遊べることになる。


なお、メモリの種類や容量についてはアナウンスがありませんでした。

「Xbox Series X」に搭載される新機能

ここからはマシンのスペック以外に公開された新機能についても紹介していく。なお、SSDについては既に発表済みでしたので割愛します。

瞬時に再開出来る「Quick Resume」

新しく追加されて「Qiuck Resume」機能では、一つではなく複数のゲームを元いたポイントに瞬時に戻してくれる機能だ。


Haloのキャンペーン中に友達に誘われてApex Legendsで遊ぶためにゲームを切り替えたあとに、またHaloに戻っても中断したところから直ぐに遊べるようになる機能だ。


レジューム機能は複数のゲームで保持出来るそうなので、ゲームを切り替えるたびに起動し直す必要がなくなるのはとても便利だ。

Dynamic Latency Input (DLI)

コントローラ側で入力された指示が画面に反映されるまでの時間をほぼ同時にまでする機能がDLIです。

格闘ゲームやFPSでは入力遅延がゲームの勝敗を分けることになるので、ほぼ同時になるのは嬉しい機能ですね。

最新のHDMI 2.1を採用

規格上は10KまでをサポートするHDMI 2.1を採用したことで、8Kへの対応を明確なものとしたようです。

8Kでのゲームのサポートをうたっており、GPUが12TFlopsもあるのはそのためでしょう。DLIとともにHDMI 2.1が採用されたので、表示される映像の遅延が極めて少なくなりそうです。

歴代Xboxの互換性について

歴代のXboxで販売・配信されたゲームへの互換性についてアナウンスが改めてアナウンスがありました。

初代Xboxからの4世代互換

互換性が保たれるXboxは過去に販売された全てのXboxです。

  • Xbox
  • Xbox 360
  • Xbox One

「Xbox Series X」を含め4世代のゲームを遊ぶことが出来ます。XboxとXbox 360のゲームの互換はXbox Oneで実現している後方互換と同じタイトルとなるようです。

またXbox OneのアクセサリーもXbox Series Xとの互換性があります。

一度の購入で世代間を超えて遊べる「Smart Delivery」

Xbox Oneで購入したゲームはそのまま「Xbox Series X」で遊ぶことが出来ます。「Xbox Series X」版を買い直す必要はなく、自動的にダウンロードが始まるそうです。

話題の新作サイバーパンク2077では、このSmart Deliberyをいち早く採用することをアナウンスしました。Xbox Oneで購入したユーザーは追加購入することなく、そのままXbox Series Xでサイバーパンク 2077をプレイすることが出来る。

ホリデーシーズンの発売に向けて

「Xbox Series X」は2020年のホリデーシーズンに発売されることになっており、今後数カ月間の間にさらなる情報が公開される。

メモリ周りなど気になる情報は今後の情報公開で開示されるのではないでしょうか。


Xbox Oneを今のうちに購入して、DL版を集めておくのも良いかもしれません。

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