Googleのクラウドゲーミングプラットフォーム「Stadia」の詳細がYoutube上のライブ配信イベント「Stadia connect」で発表された。
Stadiaのサービス開始時期、料金プランとコントローラーバンドルパックを発表
Googleからの発表によると、Stadiaのサービス開始時期は、2019年11月からとなり、アメリカなどの14カ国で開始される。日本は含まれない。
Stadiaでは、サブスクリプションプランである「Stadia Pro」月額9.99ドルのみでスタートする。
「Stadia Pro」に加入すると4k解像度、HDR、60fpsで遊ぶことが可能になる。
また「Stadia Pro」加入者向けにフリーゲームがいくつか用意されるので、それも遊ぶことが可能となる。
サービス開始初期は、Chromeブラウザを利用できるデバイスとChromecast UltaとPixel3など限られた端末での動作のみとなる。
2020年以降は、徐々にサービス対象国を増やし、サブスクリプションも無料プランが用意される。無料プランでは、「1080pのフルHD、60fpsまで」に制限されるが、ほとんどの家庭が4kテレビに買い換えてないと思われるので、先々Stadia Proに加入する方向でも問題なさそうだ。
コントローラーとStadia Proをセットにした記念モデルも発売

Stadiaのサービス開始を記念してStadia Funder’s Editionが発売される。既に11月のサービス開始対象国で予約を開始。
Stadia Funder’s Editionのセット内容
- Stadia Pro 3ヶ月分
- Stadia コントローラー(ナイトブルーカラー)
- Chromecast Ultra(4k・HDR対応モデル)
- Destiny 2の特別版
- 初期プレイヤーネームの取得権
コントローラーが69ドル、Stadia Proが29.97ドル、Chromecastが59ドルで、Destiny 2は50ドルほどだろうか。合計で300ドルほどが、129ドルで販売される。
Stadia Funder’s Editionに含まれるChromecastをテレビやモニターに接続して、Stadiaコントローラーを繋げばすぐに遊べるセットだ。
Stadiaでは様々なゲームコントローラーをサポートするが、Stadiaコントローラーは低遅延技術がほどこされたコントローラーなので、遅延が気になる場合は購入を検討したほうがいいだろう。
Stadiaを快適に遊ぶのに必要な回線速度

完全なクラウドゲーミングプラットフォームとなる「Stadia」が快適に遊べるのかが一番の注目点。
PS4やXboxの場合は、手元で処理をすることで遅延が少ないが、手元で入力した情報と反映されたアクションが映像として返ってくるまでのレイテンシーが気になるところでした。
フルHDであれば20Mbpsで遊べる
Stadiaの回線速度別での解像度、フレームレートなどが以下の表として発表された。

現在ほとんどの家庭で使われているフルHDテレビであれば、1080p、HDR、 60fps、 5.1chサラウンドの環境でのプレイ出来る「20Mbps」以上あれば快適に遊ぶことが可能となるようだ。
さらに35Mbps以上の回線を利用している場合は4k、HDR、 60fps、 5.1chサラウンドで遊べる。Stadia Proに加入して4Kでプレーしたい場合は回線速度に気をつけましょう。ポケットワイファイでは速度が出ない、容量が足りないということになると思われる。
日本ではサービスが2020年以降ですが、固定回線(光回線)を契約している方であれば、ほとんどの人が余裕で遊べそうだ。
「Stadia」は、Xbox Game Passのようなサービスを想像していた。
「Stadia」は、「Xbox Game Pass」や「PS NOW」のようにサブスクリプションで遊び放題になるサービスだと想像していました。
今回Stadiaの発表でわかったのは、ハードウェアが無い代わりに4Kゲームではサブスクリプションに加入する必要があるサービスモデルとなることでした。
ゲームの入手は基本的にStadiaのオンラインストアで購入して遊ぶことになるので、PS4のダンロード版よりは手軽に遊び始められますが、遅延問題をクリアできるかが鍵となりそうです。
インターネット回線にとても負担がかかるので、5G回線の普及具合にもよりますが、まだまだ家に据え置くコンソールとクラウドの合わせ技が最適ではないかと思いました。
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