任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の製品ラフサイクルが終了する見込み。
任天堂のホームページ上にあるニンテンドー3DS向けの新作ゲームの販売予定表が空となっていることから、ニンテンドースイッチに一本化していくものと思われる。
発売から8年、ニンテンドー3DSは発売直後の値下げなど話題も多かったハード

「ニンテンドー3DS」は、「ニンテンドーDS」の後継モデルとして発売されました。ニンテンドーDSよりも高性能化し、ソフトとの互換も維持したゲーム機でした。
「ニンテンドー3DS」は、高性能化したことで価格が高くなってしまい、発売直後に大幅な値下げが行われて「アンバサダープログラム」で初期購入者にファミコンソフトのアーカイブスを配布したことが印象深い。
私も発売日に購入したので、アンバサダーでゲームをいくつかもらいましたが、最初から値下げ後の価格で売って欲しかったです。とはいえ、マリオカートやスーパーマリオ、モンスターハンターシリーズなどたくさんのゲームが楽しませてくれました。
アップデートやマイナーチェンジを繰り返して8年間も続いたゲーム機
ニンテンドー3DSは8年間も続いたゲーム機なので、アップデートやマイナーチェンジモデルなどが数多く存在します。
ニンテンドー3DSを大画面化したニンテンドー3DS LLや、初期モデルからさらに高性能化し、モンスターハンターなどが遊びやすくなるようにCスティックを追加したNewニンテンドー3DS、Newニンテンドー3DS LLが登場しています。
ニンテンドー3DSのウリだった3D立体表示機能を削除した廉価版モデルニンテンドー2DSも発売されました。
ニンテンドー2DSは最初にアメリカで発売され、その後日本でも販売。折りたたみタイプのニンテンドー2DS LLが最終モデルとなりました。
たくさんの機種が出るということは、それだけ需要があったということで最終的には1万円ほどで買うことができるゲーム機になりました。
今後はニンテンドースイッチに一本化されそう
携帯型ゲーム機はスマートフォンの登場によって大きくそのポジションが奪われてしまいました。それはPS Vitaだけでなくニンテンドー3DSも同じです。
一人一台持つことになる高性能なスマートフォンでゲームができるようになると携帯型のゲーム専用機は難しくなります。またスマートフォンでは無料で遊べるのが基本となっていて、数千円出して携帯型ゲーム機のゲームを買うというのもハードルが高くなっています。
スマートフォン時代に任天堂が出した答えがハイブリッド型
”携帯できる”据え置き機としてニンテンドースイッチを発売したことで、家でじっくり遊ぶも良し、ニンテンドースイッチを持ち寄って遊ぶも良しとしました。
PS4やXboxと同じくニンテンドースイッチでは有料のネットワークサービスを展開。
ニンテンドースイッチを持ち寄って遊ぶ場合は直接繋がれますが、離れた友達とゲームで対戦したりするには、ニンテンドースイッチオンラインに加入する必要があります。
ハイブリッド型のニンテンドースイッチに一本化することで、ゲームソフトの開発も分散せずに行えゲームソフトの充実にもつながります。
ニンテンドースイッチ自体が人気のあるハードになっているので、さまざまな種類のバージョンを販売した「ニンテンドー3DS」のように、ニンテンドースイッチでも購入しやすい廉価版モデルや、高性能化したモデルが今後発売されるかもしれません。
ニンテンドー3DSは、8年間も続いた良いハードでしたが高性能化していくスマートフォンとともに役目を終えたようです。
コメント